村田の薫りに抱かれ、ハレの日を感じる、癒やしの旅。

 『村田の歳時記』は、宮城県村田町で「ハレの日」を過していただく企画です。

 歳時記とは、年中の行事や折々の風物などを、四季や月順に列挙し、解説を加えたものや、俳句の季語を書き留めた書のことです。

 年中行事、お元月・五節句など、宮廷や武家の儀式からきたものや、節分・彼岸など暮らしに深く関わる雑節から生まれたものがあります。

 日本人の暮らしは、年中行事(ハレの日)で彩られてきました。暮らしを彩る年中行事は、人生を彩る行事でもあります。
 ハレの日を過ごすことで心身に潤いを与え、穢れ「ケ枯れ」を防ぎ、明日への活力としてきたのです。

 当サイトでは、村田町でハレの日を過ごしていただける魅力スポットや物事や、参加型イベントのご紹介をいたします。

旅のテーマ「村田の薫りを纏う」

 村田町は宮城県南部(仙南地区)にあり、丘陵地の多い自然豊かな里山が広がる地域です。村田城址から見下ろす町の中心部には、江戸~大正時代に建造された蔵の町並みが残り、「みちのく宮城の小京都」とも称されています。

※蔵の町並みは平成26年9月、文化庁・重要伝統的建造群保存地区に選定。

 村田の歳時記を知るうえで、村田町は時代を超え8つの村が合併されてきた歴史を見逃せません。各地区には七福神祭りをはじめとしたお祭りなどの行事や信仰、由緒ある寺社仏閣、古墳などの史跡などが残り、知れば知るほど興味深く、天地人の成した軌跡の宝庫と言っても過言ではありません。
 また、村田商人は紅花や藍などを上方へ運ぶ商取引で江戸時代にもっとも栄えました。当時の村田は京文化の一翼を担ったと表すことが出来ます。同時に都の文化も村田へ伝えられ、村田の歳時記に彩りを添えています。

 以上、簡単にですがご紹介した村田町の豊かな原風景を「村田の薫り」と銘じ、村田の旅のテーマを、村田の薫りに抱かれ、ハレの日を感じる「村田の薫りを纏う」とさせていただきます。

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