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【SKATEBOARD】歴代SOTYは誰!?オリンピックの注目選手は!?

メキメキとその認知度を広め、2020年東京オリンピックでついに正式種目となったスケートボード。(これについてはまた別で→記事)
スケートボードの魅力的な世界観を世間に広める媒体は数多あれど、古くからこれまで最も有名であり続けているのは、
専門誌「THRASHER MAGAZINE」である。
1981年創刊以降、瞬く間に支持を得たそれは、雑誌だけでなくファッションアイコンとしても確固たる地位を確立。
そんな「THRASHER」が年に一度、最もスケート界に貢献し輝いていた人物を決めるお祭り的行事が

「Skate Of The Year(=SOTY)」

ここでは歴代の受賞者を紹介しながら、オリンピックを視野に入れた多岐に渡る視点から注目ライダーを見ていこう。

 

・1990~2017までの受賞者
・どのように決まる?決められた後は?
・昨今においてファイナルノミネートされる有名ライダー
・2018年実績がありオリンピックでも注目したいライダーは??

 

1990 TONY HAWK
1991 DANNY WAY
1992 JOHN CARDIEL
1993 SALMAN AGAH
1994 MIKE CARROLL
1995 CHRIS SENN
1996 ERIC KOSTON
1997 BOB BURNQUIST
1998 ANDREW REYNOLDS
1999 BRIAN ANDERSON
2000 GEOFF ROWLEY
2001 ARTO SAARI
2002 TONY TRUJILLO
2003 MARK APPLEYARD
2004 DANNY WAY
2005 CHRIS COLE
2006 DAEWON SONG
2007 MARC JOHNSON
2008 SILAS BAXTER-NEAL
2009 CHRIS COLE
2010 LEO ROMERO
2011 GRANT TAYLOY
2012 DAVID GONZALEZ
2013 ISHOD WAIR
2014 WES KREMER
2015 ANTHONY VAN ENGELEN
2016 KYLE WALKER
2017 JAMIE FOY

スケートボード界で最も知名度があると言えるTony Hawkからギネスブックに載ったDanny Wayを始めとし、アール状のトランジッション、人工的に作られたパーク、あるいは競技的視点から決められたそれは、3度目のJohn Cardielが選ばれた年から、街でのスケート、いわゆるストリートを乗りこなすライダーに注目が集まるようになったことがわかる。
Mike CarrollEric KostonAndrew Reynoldsなどはレジェンドと呼ばれ、今なおストリートで活躍するタフさを持っている。
また昨今では、プロとアマに大きな実力差がない、と言ってしまうと語弊があるかもしれないが、アマからプロになってすぐだったりアマ時代からプロ級の支持を得ていた、Kyle WalkerJamie Foyなどが選ばれている。
これらは雑誌だけでなく、ネットというメディアの発達が大きく関係していると言えるだろうし、各々の露出機会が増えているということがわかるだろう。

 

・SOTYはどのように決定される??

それこそ昔はネット環境などないと言っていいので、熱心なスケートファンは雑誌「Thrasher」を買い、ハガキで送るという手法をとっていた。
しかし最近ではThrasherのメディアとして【今年のSOTYは誰だ!?】とネットから発信、多くのファンがネット上で各々投票できるようになる。より注目を集めやすく世界的お祭り感が増したように思う。
雑誌にVHS(ビデオ)、チームによるデモで本人らを見に行く、それらが叶わなくとも媒体の発達は人々を魅了する結果となりオリンピックまで繋がったのだ。

 

・ここ数年のファイナルノミネートライダーは??

Shane O’nellLuan OliveiraNyjah HustonTiago LemosEvan Smithなどは毎年ノミネートされかなりの支持を集めている。受賞経験のあるWes KremerIshod Wairらも露出が多く根強い人気と、それだけのキャラクター性を持っている。
先に上げた5名、特に先述の3名は今後受賞するであろうと予想してしまうほどの実力と人気があり、彼らのスポンサーは有名企業ばかりだ。
やはりネットに動画としてアップされた彼らの再生数の増す速さ、SOTY投票時や結果発表時の海外でのコメントなどから、その期待は大きいもので、今年は絶対にShaneだ!いやLuanの露出だ!Nyjahならもっと凄いことが出来るさ!Tiagoのあのパートを観ただろ?Evanが選ばれるべきだった、と盛り上がりを見せている。

 

・SOTYは大会ではないが、オリンピック以外にも大会はある??

 

オリンピックは全世界注目のスポーツ界最大の祭典だ。しかしスケートボードにはこれまでに多くの大会が存在している。
有名なのはエクストリームスポーツの大会として大規模に開催された「X Game」だ。ここ日本でもBSなどで放送されてきた。
他には、スケーターによるスケーターのための大会を作り、その様子をネット中継する「STREET LEAGUE SKATEBOARDING(=SLS)」は今人気だ。
「X Game」はその時代の流れからメガランプによるトランジッションから、プール状に作られたパーク、ストリートを模したパーク、と多角的に大会が開催され、「SLS」は大規模なストリートパークだけでなく、実際に外(ストリート)での撮影を1分程度に収めて支持を仰ぐものまである。
他に、スケーターの登竜門として大きく功績のある「TAMPA AM/PRO」は有名だ。シューズブランド「Vans」の開催する大会、ThrasherがブランドDimeなどと連携して遊びお祭り重視の「Dime Glory Challenge」というユーモア溢れる企画まである。
また、SOTY受賞者のEric KostonがSteve Berraと経営する「Berrics」では「BATB(=フラットでのトリックを交互にこなすスケートゲーム)」が有名だし、マニュアル(=いわゆるウィリー状態)を中心とした大会も存在することから、かなり幅広く展開されていると言える。
もちろん私の知らない大会も存在するし、デモ的に行われる大規模小規模問わない大会もあり、ここ日本でも行われている。

 

・実績がありオリンピックでの注目ライダーは??

その同じ場で競うという点でやはり、上記の大会に出場している選手はオリンピックにも出るのではないか?慣れや空気に一段と強いのではないか?という予想はどうしてもしてしまう。
数々の大会で優勝するNyjah Hustonは、メイク率(ミスをしないで技を成功させること)が非常に高く、なによりその難易度も高いことは審査に響いている。
また今話題沸騰中のChris Joslinは、小柄に見えるその体から信じられない程の跳躍を見せ観客を沸かせる。Joslinと同じチームメイトで大会出場率も高くカリスマ的人気を誇るRyan Shecklerも忘れるわけにはいかない。
自信のブランドが人気を博すTorey Pudwillや、若くして大注目のLouie Lopez、当然現れ話題を攫ったDiego Najera、今メキメキと実力を発揮しているTommy Fynn、ベイビーフェイスと人気のSean Maltoや、賞金稼ぎとある種揶揄されたChaz Ortiz
そして先程の、SOTYファイナルノミネートの面々は、大会出場率は高く注目度も高い。
しかし、【2018年3月現在の】、と前置きしておかねばならない。彼らは非常に危険なことをしているためケガが尽きない。また、あと2年という年月は、新しい有力選手が登場するのに決して短い時間ではないからだ。

 

私は現状、Nyjah、Joslin、Shaneがオリンピックメダリスト有力候補ではないか、と見ている。そして2018.2019のSOTYも。
今後も彼らとスケート界そのものから目が離せない。